こうめのはなし

不倫して裁判経験した女の話

雨宮まみさんの逝去によせて

耳を疑うニュースが飛び込んできた。

雨宮まみさんが亡くなった。


雨宮まみさんの経歴や、情報はほかにも色々まとまっているので詳しくは書かないとして、なぜこのブログで雨宮まみさんをとりあげるか、というところを少し。


雨宮まみさんの、「穴の底でお待ちしています」というページがあります。読者の悩み事もとい愚痴にただひたすら寄り添う形で答えるのです。雨宮まみさんは、どんな悩みや愚痴に対しても、否定せず、また一般論のようなアドバイスもせず、絶妙な相槌とともにただ相手に寄り添います。これがどれほどありがたいことなのか、どん底に落ちた経験があるひとなら、わかると思います。


「穴の底でお待ちしています」のなかには、不倫の愚痴もありました。詳細はそのページで確認してください。状況は全く同じでないにしろ、読みながら涙が止まらず、なんども読み返した箇所を、私のページにアクセスした誰かの救いになればと思い引用します。


雨宮まみさんへ心からの感謝をこめて。

当時、暗黒闇の中の私を救い出したのは、家族でも友達でもなく、間違いなくあなたでした。

<blockquote cite="http://cocoloni.jp/culture/258492/">「不倫してるのに!?」という非難もあるかもしれませんが、自分なりに節度を持って、14年、わずかな楽しい時間で満足してきたし、それで十分だと思ってやってきたところに、こういうことが起きたと。


自分なりに、不倫は不倫だけど、最低限ここは守ろうと思っていた部分を汚しに汚されてしまって、これまで信じてきたものは、自分が守ってきたものは一体なんだったのか、と、良かった思い出まで全部打ち消されるような思いをされているのだろうと想像しています。


差し出がましいようですが、自分のために、彼に対して怒って、恨んで、憎んでください。自分を傷つけた人を、今後許すにせよ許さないにせよ、一度は怒ってください。伝えても伝えなくてもいいですけど、めろんさんが責めるべきなのは、自分ではなく彼です。「そんな男を選んだ自分が悪い」「不倫した自分が悪い」と思うのもわかりますが、自分を責めたほうが楽なんです。そして自分を責めることで、自信を失ってゆき、ゆるやかに気力を失っていく人を、私はたくさん知っています。</blockquote>

引用元 http://cocoloni.jp/culture/258492/