こうめのはなし

不倫して裁判経験した女の話

訴訟までの具体的な流れ

ある日突然

1、原告代理人(弁護士)より内容証明郵便が届く

内容証明郵便とは、日本郵便ホームページによると、いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって当社が証明する制度です。日本郵政のホームページから抜粋しました。正式かつ確実にその文書の存在を証明するものです。え、受け取ってないよ?とかそんな文書知りません。と言うのを防ぐために使うものと思われます。


その内容証明郵便の内容は、原告代理人(弁護士)からの文書で、『男性と不倫していますね。男性の妻が大変苦痛を被りましたので損害賠償の慰謝料として男性と2人合わせて500万払ってください。』というのをとても難しい専門用語で書いたものでした。


ここで頭が真っ白になります。いろいろと感情が溢れ出します。その日は一日何も手につかなかったです。その後、不倫、損害賠償、慰謝料、弁護士などで検索しまくったことは言うまでもありません。


2、弁護士事務所に無料相談にいく

どうしていいかわからず、内容証明を持って弁護士事務所に無料相談に行きました。話を聞いてもらい、やるべきことを相談しました。


答えは明確でした。内容証明郵便を受け取ったら、あとやることは①態度を決める。②自分がやるか代理人がやるか。の2つです。


①態度を決めるとは、内容証明にかいてあることを一部事実として認め交渉にはいるか、事実でないとして徹底的に争うかの選択をすることです。交渉とは、和解と金額の交渉です。


②その選択したことを、自分でやるか、代理人弁護士に頼むか決めます。


こうめは、①不倫の事実は認めたうえで、慰謝料を払うが、金額を交渉することを選びました。しかしそれよりまず謝りたいと思ったので代理人を立てずに直筆の謝罪文を書くことにしました。


3、謝罪文を送付

代理人弁護士事務所宛に送付しました。宛名の書き方などはテンプレを検索してみてください。しばらくして原告代理人から電話があり、和解には応じませんとのことでした。そしてこうめも代理人を立てることにし、弁護士事務所へ依頼しました。


4、ここからはお互いの代理人による交渉が始まります。しかしやはり和解は成立せず、原告から提訴となりました。ちなみに弁護士同士の和解交渉というのは、争点を事務的に整理し、妥当な慰謝料の金額を模索していくものです。感情が入らないので基本的にはかなり事務的になるそうです。


5、訴訟以降の具体的な流れについては次に紹介します。